やまめ乗り解体新書3
さて、自転車はスポーツですか?
スポーツですよね?
他のスポーツを見てみましょう。
例えば野球
イチローですね
例えばスピードスケート
例えば重量挙げ
例えば陸上
おわかりいただけただろうか
どのスポーツも背中を伸ばして骨盤から曲げて前荷重になっていますね。
それに比べて自転車はどうでしょう
あれれ?おかしいなぁ??
確かに骨盤を立てて背中丸めると楽です。ですがこれじゃ荷重が後ろ脚にかかって前に進みません。なのでこの乗り方は「引き脚」が重要になるのです。
そんなんだとすぐ疲れちゃうよね
だからあまりこの乗り方はおすすめしません。
それに比べて、、、
これ!我らが新城幸也選手!!
背中伸ばしてますよね
これがスポーツです。
自転車はスポーティーに乗りましょう。
さて本題、平坦の乗り方!
ハンドル、サドルの抜重は基本!
そこにちょいと味付け
サドルを下げましょう。
最低限下死点でサドルからケツを浮かせられるくらいにしましょうね。
さらに!
上死点でちょうど膝が畳みきるくらいまでサドルを下げると、、、?
大腿四頭筋の伸張反射が使えるようになるんです!
サドルを下げると上死点での「溜め」が大きくなる→その「溜め」のときに大腿四頭筋に張力が発生する→上死点を過ぎたときに「溜め」が解放され、反射が起き、ブンっ!と脚が回る
というメカニズムです。
その「溜め」もペダルに荷重していなければできないのでペダル、サドルから抜重すればブンっと回っていきます。
ずっと前荷重で乗っていると脚がキツイっていう人
平坦の場合ある程度加速すればあとは少ない力でスピードは維持できます。ということは?
お尻をちょっと後ろにしてペダルに脚を乗っけていればスーッと走っていきます。そこでちょっと体勢を低くすればもっと楽に走ります。
脚力が無い人でも一瞬加速すればあとは脚の重みで維持するだけなんです。
だからちもきんみたいな貧脚でも40巡航できるんです。
なぜちもきんは登りが苦手か?
そんなん重力が進む方向に逆らってるから常にトルクをかけ続けなきゃいかんからよ
貧脚泣かせですよホント
おっとここでちもきんのポジション第2弾だー!
今回はサドル編です。
まず前荷重になるフォームをとってください。その時に必ずオシリが突き出るはずです。そこにちょうどサドルを合わせればいいだけです。
おしまい。
簡単でしょ?
毎回ポジションのコーナーはすぐ終わるなぁ...
壊れるなぁ
さて、登りをできる限り楽に走る方法を教えまーす
登りでも基本姿勢は変わりません。地面の角度が変わるだけなので腕を曲げてハンドルが体に近づいてくればいいだけなのです。それでもオシリが後ろ側にあるのでサドルの前側に座ります。そして出来るだけサドルとハンドルは抜重します。ハンドルを押し付ける必要はありません。そもそも体自体前荷重なので大丈夫です。
次回は抜重のしやすいステムの高さ、楽なダンシング、ペダル周りのセッティングをお送りします。ちもきんでした。