ちもきんのgdgdじてんしゃ日記

暇な時にブログ上げます

やまめ乗り解体新書2

さて、みなさん前回の宿題は出来たでしょうか。

今回はそれについてお話します。

 

2.ペダルにかかる荷重は何倍にも、何十倍にもなる!

 

高校で物理をやった人ならこの時点でピンとくるかもしれません。てこの原理、回転力(トルク)の計算...

 

そう、てこの原理を使えば中心にかかる回転力、荷重は何倍にも、何十倍にもなるのです!

 

まずてこの原理の仕組みから

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てこの原理とは、物体を回転させるための力の大きさは回転中心から作用点までの距離に反比例する

つまりクランク長が長いほど小さな力で大きな回転力をもたらすことができるということです。

では、前回の宿題でもあったせいぜい80kgの体重だけで何倍もの力を生み出すにはどうすればいいか

力点と作用点の距離を大きくすればいいだけなんです。

具体的にどうするかというと、人間で一番重いところは頭です。それをペダルから出来るだけ遠くすればいいのですが、ここで注意です。頭は出来るだけ低くしなければいけません。なぜならば重力は下方向に働くので、重力の方向とは垂直方向に距離を伸ばさなければ意味がないからです。また、背中を丸める重心が後ろ側に移ってしまうため絶対にNG。ここでやっとやまめ乗りっぽくなってきましたね。

また頭だけでは物足りません。極力体をペダルより前に移動すれば頭だけでなく体の重さも倍力できます。するとびっくりするほど加速します。

 

ここでひとつ、ポジションの話第1弾

 

ちもきんのTCRは最近ステムとハンドルのリーチが長くなりました。

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こんな風に

 

何ででしょう?

 

何ででしょう??

 

それは、、、

 

腕の重さも倍力したいから!!!!

 

ここで気づいた人はいると思います。

 

このフォーム、実は、、、

 

UCI規定前のトラックレーサーと同じ!!!

 

さて、ハンドルの位置の決め方ですが、

 

フル加速する時のフォーム、つまり背中伸ばして骨盤を寝かせて体勢を低くしているとき

 

その時にやまめ乗りを実践していない人のロードだとハンドルが近いはずです。

その体勢のまま腕をぶらーんと振り子のように振りましょう

その軌道に合うようにブラケットポジション、下ハンのポジションを決めます。

 

そんだけ。

 

ほんとにそんだけ。

 

すごく簡単。

 

そこらの某フィッティングマシンにウン万円かけてフィッティングしなくても全然大丈夫。

 

突然ですがちもきんは遅いです。

 

何故遅いのか?

 

それにはちゃんとした理由があります。

 

ちょっとここでトルクについてのお話

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トルクとは、回転力、つまり回す力です。

 よくトルクとパワーが混同する人がいますが、パワーは同じトルクでどれだけ加速してスピードを出すかなのでトルク×回転数で求められます。これは後で出てくるので覚えておいてくださいね。

おっと話が逸れてしまった

さて、回す力ってなんだ?となる人もいるでしょう。要は進むための瞬間的な力です。

ここで閃いた人も多いでしょう。

そう、トルクを維持し続けなければスピードは出ない

 

先程も説明したように体重を倍力するとペダルにとてつもない力がかかる。

でもその力を支える脚がなければペダルは回らず脚がぐにゃんと畳まってしまいます。

そう、何倍もの荷重を支えるには脚力が必要なんです!!!(当たり前)

(ここは堂城賢氏とは考え方が違うところです)

 

ちもきんも瞬間的な加速はやまめ乗りを実践している人と怪力的な脚力を持ってる人でない限り勝てます。出だし2~3秒は。(倒置法)

その加速が続かんのです。脚力が無いから。(圧倒的倒置法)

 

ちもきんは平坦は得意です。坂は苦手です。その理由と平坦を楽に走る方法はまた次回